雑感

約30年前の熱帯魚水槽を再開して一ヶ月。その間にネットで読んだり、見たりしたことについての雑感を。順不同、思いつくまま。

・器具メーカーのファイブプランがなくなった、五味商事。ブランド名がGEXに変わって、今はメジャーらしい。ファイブプランのヒーターと投込み式フィルターを持っていました、当時はマイナーな存在だった。熱帯魚店、通販？のチャームは知らない。ホームページによると、どちらも年商百億円余り。

・どんな趣味、コレクションでも進むと数や種類が増えるのはしょうがないが。熱帯魚は鑑賞魚なので、水槽を横並びにするのでは。一つづつ眺めるのかな。水草水槽なら、なおさら。庭の階段棚に置いた盆栽を愛でる感じでしょうか。数が増えると、仕事のようになっていく。私はよく過ごす四部屋にミニ水槽をそれぞれ一つ置くことにしました。

・ADA を創業し、ネイチャーアクアリウムを提唱した天野尚さんの功罪。天野さんは生け花の宗匠、それをアクアリストがまねしても。特に石や流木を入れたものがひどい。ダッチアクアリウムの方が素人向きと思います。生け花が庭の寄せ植えと別物であるように、ネイチャーアクアリウムも自然の姿を表すものではありません。それは天野さんもわかっていたと思います。ネオンテトラは泥水にいるし、クリプトコリネは川辺の雑草です。

・水槽に蓋をしないはやりは、いつ頃から始まったのか。先のように狭いガラス蓋角の隙間からでも魚は飛出すことがあります。それほど水面を低くしているようでもない。飼い猫が手を突っ込んで魚を捕ることはなさそうだが。それより、フローリングをクイックルで掃除するとわかるように、部屋には常に埃が積もります。水槽に入って水質に影響するものではないが、感覚的にイヤです。

・上記と同じで、外掛けフィルターや外部フィルターも好みません。どちらもホースが外れたら床は水浸し。水気は水槽内で完結させたい。水槽内に吸込み、吐出口があるのも余計。ヒーターは濾過槽に入れて見えないよう、水温計も先のUSB ヒーターで測ればいりません。さらには、エアーもCO2もじゃま、これらはネイチャーではありません。

・私が熱帯魚水槽を再開するきっかけになった、ミニオーバーフロー水槽。ユーチューブにUnboxing 動画があがっていますが、ヒーターを設置している例がない。海外ではいくつかありましたが、それは今も販売している mini complete tank が同梱したもの。 (追記) 現在は私の使った長さ5センチのUSB 接続のものが載っています。

この水槽はヒーターを下の濾過槽に入れたときに通すコード穴も開いていて、ヒーターもUSB接続のものなら、照明と一体になったUSBハブに繋げます。熱帯魚を入れている人は冬どうするのでしょう。まさか、夏場に推奨されているように、エアコンを26度に設定していることはなかろう。XX大学さん含めて、アクアリストは知識も経験も豊かだか、どこか抜けたところを感じます。

コトブキ工芸のDATAには背面の濾過槽にヒーターを入れました。水量が 8 l あるので、25Wのもの。取説の画像、右図の通り縦に付けても問題ありません。きれいな石英管の姿が見えなくなって残念。