出世を急がぬ男たち(小島直記)
これも自分用の忘備。出世を急がぬ男たち、小島直記、昭和56年12月15日9刷、新潮社。昭和の頃は経済学者でない方で、政治経済関係のことを書かれたり、たまにはテレビで話したりする人が何名かいました。小汀?、三鬼?、邱?、小島さんもそういう方だったと思います。私はこの手の方の本を読んだことがないが、近所の古本屋さんのワゴンにあったので手にとりました。
この本は経済人、政治家のこともいくつかは載っていますが、人物評、書評のエッセイ集。その中の晩年の幸田露伴の(二)に、昭和13~15年の創作活動、「幻談」、「雪たたき」、「連環記」他の作品があり、それらがみな口述筆記だったことが書かれていました。 優秀な速記者がつかわされ、編集者同席のもととのことですが。勿論校正もされたでしょうが。雪たたき 上の書き出しは「鳥が其巣を焚かれ、獣が其窟をくつがへされた時は何様なる。」ここはいいとしても、その後の史実の記載など全て頭に入っていたのでしょうか。いやあ、驚くべし幸田露伴。確かに露伴の作の中では、読みやすくはあるのは、口述だったからか!
by ranastacia
| 2024-09-23 16:15
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