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ヴェリーサ日乗

訓読みのはなし(笹原宏之)

最近パラパラ読み返して、ここに書いてあったと思い出したので、忘れないうちに。訓読みのはなし、笹原宏之、平成26年4月25日初版発行、角川ソフィア文庫。副題は漢字文化と日本語。

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思い出したところは、色々な「くろ」 の章。日夏耿之介さんが「くろ」を書きあらわすのに使った漢字は10字余り。本題はそこでなく、日夏さんが飯田に引きこもられる前、長く住まわれていたところが、著者が幼少期をおくった家からすぐと偶然知った。阿佐ヶ谷とのことですが。昭和10年朝日年鑑の名士録によると「杉並、馬場、三ノ三六〇」、東京市は区名以下を記す由。阿佐ヶ谷は戦後の住居表示?

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当時は個人情報云々はなかった、名士録だからあたりまえか。名前を知っている人もそこそこあって、この人はこの辺りに住まわれていたと思うと面白い。高橋是清さんは「赤坂、表町三ノ一〇」、鈴木貫太郎さんは「麹町、一番、二」でした。


by ranastacia | 2024-09-10 17:16 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

by ranastacia
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