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ヴェリーサ日乗

二宮尊徳 金次郎

さすがに私の小学校の教科書に二宮尊徳は載っていなかったし、校庭にその銅像もなかった。この薪を背負って本 大学らしい を読みながら歩いている姿。この元は、1872年 明治5年に文部省が発行した『小学読本・巻2』に載せられたアメリカの少年の話だった。元本は『ウィルソン第2リーダー』だそうです。日本史再発見、板倉聖宣より。

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牛を牽いているのと、背中には薪でなくナップサック 中には本が入っている、が違いますが。先の「教科書の社会史」にも二宮尊徳のことは載っていましたが、修身教科書にはその少年時代のことしか載せず、後世の「合法的免租の名人」のことは載せていないとありました。
私はてっきりこの修身教科書に薪を背負った姿が載っていたものと思いましたが、そうではありません。

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国定教科書 ( 明治37年~昭和17年)、左のキャプションは「昼は山でタキギ採り」、「夜は家で本を読む」、東京路上博物史、藤森照信 + 荒俣宏、より。この本には藤森さんがタキギを背負った二宮尊徳の銅像のルーツを探っていますが、結局わからなかった。まさか明治初年の勤勉な米国少年の姿を紹介した副読本の挿絵だったとは !

by ranastacia | 2024-08-03 16:58 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

by ranastacia
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