エドワード・ジェンナー

今でも教科書に偉人 ? として載っているのかわかりませんが、「国定修身教科書のすべての時代にわたって、教材の主人公として登場する外国人」とのことです。教科書の社会史 -明治維新から敗戦まで- 、中村紀久二、岩波新書233。種痘開発のエピソードについては私も習った覚えがあります。と、その前に。

これは同書に載っているジェンナーの種痘論文の表紙。テレビ、新聞見なくてもワクチンといってるんでしょうが、論文の表題にある通り　VACCINE　です。これは造語でジェンナーは英国人ですから、発音はヴァクシンでしょう。何でワクチンというのか。日本の医学はドイツ流、ドイツ語では Vakzin 、この発音はヴァクチンですがファクチンにも近いか。なぜか車はフォルクスワーゲンになっています。Wagen も発音はヴァーゲン、V とW 混同するはずはないと思いますが。

閑話休題。皆さんジェンナーは初めに自分の子供に種痘したと思っていませんか。私もそうでした。確かに自分の子供にも種痘はしたが、それは初めてではなかった。何で皆我が子に初めて種痘したと思いかというと、教科書にずっとそういうウソが載せられていたからでした。まさか、今もそう書いてあるとは思えないが、どうなんだか。