最近買った本 7

これはだいぶ前に買ったものですが、量子論つながりで。基礎電子物性工学 - 量子力学の基本と応用 - 、阿部正紀、2016年2月10日初版第5刷発行、コロナ社。前の二冊は、どちらかというと読み物でしたが、これは「電子情報通信レクチャーシリーズB-11」、電子情報通信学会編　とあって理解度の確認テストもある、教本です。

ただ、8章が「観測問題と量子情報工学」となっていたり、ところどころに「談話室」と題した読み物があります。私はシュレジンガーの猫より二重スリットによる干渉に関心があります ( 前者はノイマンの観測理論への反ぱく *漢字出ない馬偏にメと×) 。最初から電子銃といわずに波動砲としたら悩まなかったのでは。電子の場合、現在 ? はスリットでなく「電子線バイブリズム」という装置でスリットの役目をさせている由、宇宙の見え方が変わる物理学入門P254。光子を使った確認も偏向子やハーフミラーを使っていろいろ。よく考えるものです。しかし、素粒子ばかりでなくC60のようなナノ粒子でも同様な現象が見られると、いずれウイルスでも確かめたいとか。ここまで来ると趣味の世界。ファィンマンのように、量子の世界はそういうものだ、と思った方が確かです。