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ヴェリーサ日乗

ユリシーズの翻訳

私がユリシーズを初めて読んだのは、猫舌先生のいう鼎訳、河出の緑色の世界文学全集 二巻。50年くらい前。これらは売ってしまったらしく今はない。その後また読みたくなって、先のものより古い新潮社の世界文学全集、こちらは二人だから共訳 ? その後書きによると、初期の翻訳は ( そのときは三人) 1931年に前半部、1934年に後半部を第一書房から出版した。この後に岩波文庫版と三笠版が出版されたとのことです。原著の出版は1922年ですから、約十年後。

どちらも読むに問題はなかった覚えが。だだ伊藤整さんのものはマリオンの独白の一部が英文のまま。ホットパートだから ? チャタレイ裁判の余波でしょうか。雑誌発表時に問題になった花火の章は英文になっていなかったが。後書きの日付は1963年12月。かえって読みたくなる。この機会に一部画像でのせましょう。iOS のOCR から翻訳させてみるか。句読点がないから無理かも。

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by ranastacia | 2024-01-28 17:17 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

by ranastacia
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