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ヴェリーサ日乗

ジェイムズ・ジョイス殺人事件 (バーソロミュー・ギル )

ノーラ の隣にこんな本もありました。ジェイムズ・ジョイス殺人事件、バーソロミュー・ギル、岡真知子訳、平成6年12月25日初版発行、角川文庫。別にジョイスの死が殺人だったということではありません。 ( 1941年1月13日、穿孔十二指腸潰瘍 、59才の誕生日の直前) ブルームズデイにブルームとディーダラスが歩んだ道をガイドしている、ジョイス研究家が殺される話し。惹句には「人間味溢れるマッガーが活躍する、ちょっと知的でかなり奇妙な文学ミステリー」、マッガーはアイルランド警察殺人課の警視正で、シリーズものの一作。

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ユリシーズと同じ三部十八章からなり、最後モーラ・フラッドの独白で終わる。「…そしてええとあたしはいったええいいことよイエス。」これは原著のママのようです、丸谷才一訳は持っていないので、伊藤整訳では、「…そうしてそうだわあたしええって言ったのだわいいわってそうだわ」何にいいっていっているかは、原著をお読みください。

by ranastacia | 2024-01-26 15:27 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

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