ジェリー・パーネルの混沌の館にて

初めてのPCは26年前だったが、こちらは19年前の本。ジェリー・パーネルの混沌の館にて、2004年10月12日初版第1刷発行。日経BP。確か発行を記念して来日して講演する予定が、体調不良でドタキャンになったのでなかったか。

「コンピューテイングの冒険ーこの20年を振り返るー」2004年10月、と題した前書きがあります。初回は1985年5月号ですから、確かに20年。日経バイトに掲載された文章をまとめたもの。今も日経バイトあるのかと思ったら、ない。そもそも本家アメリカのBYTE誌も1999年1月に休刊。その後も各国のバイト誌に連載がひきつがれた。続きが日経クロステックのWeb版に載っていました。脳腫瘍を放射線治療で完治されたとあり、ドタキャンもその関係かも。

何でこんな古い本を持ち出したかというと、先に稼働させたHomePNAが出ていたから。SFを共同で書いているラリー・ニーヴンが怪我をして２階に上がれなくなって、PCを1階で使うための手段として、HomePNAを試したことが書かれています。2001年7月。当時はVer2.0で10Mbpsだったようですが、近所で売っていなかった由。ワイヤレスは802.11b。PC関連機器を買いにRadioShackに行ったり（パーネルはロスアンゼルス在住）、ラストワンマイルに高速衛星接続vsi.DSL　日本のISDN　を比較したり、最後はようやく光ケーブルが近くまで来た。アメリカの様子もわかって、楽しめます。