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ヴェリーサ日乗

追悼 豊田有恒さん

新聞を読まなくなってから、訃報を知ることがなくなった。どなたかがブログで書いていたり、ネットの訃報新聞で遅れて知ったり。豊田有恒さんの逝去は後者。ご遺族が新聞社に連絡しないと訃報は載りません。しばらくして公表されたようなので、新聞には載ったのか不知。謹んで御冥福をお祈りいたします。

先週くらいか、目覚まし時計替わりにタイムスイッチ 死語かも で早朝きいたFM番組で筒井康隆さんがどなたかと対談されていました。SF仲間が皆早く死んでとおっしゃっていました。確かに私が二十歳前後に読んだ人達で、訃報を知らないのは、筒井さんの他は、先の「覆面座談会」の参加者 森優さんと伊藤典夫さんくらいかも。

豊田さんの本の書影を載せたいところ、どうも買ったことがなかった。図書館で借りた本はここに。ハヤカワSFシリーズの訳書はありました。

天翔ける十字軍 (ポール・アンダースン) 、豊田有恒訳、昭和41年6月15日発行、早川書房、SFシリーズ3116
魔界の紋章 (ポール・アンダースン) 、豊田有恒訳、昭和45年6月30日発行、早川書房、SF シリーズ3253

追悼 豊田有恒さん_a0169550_09190741.jpeg
ポール・アンダーソンが贔屓だったようです。似たところがあります、佳作はあるが傑作はない 失礼。「魔界の紋章」の訳者あとがきに「ぼくの創作についても、ある座談会で 『ござるといえば、時代がでると思っている』と書かれたことがあります。そこで、高邁なご意見をきかせてくださった評論家の期待を裏切ってはわるいので、この翻訳ではござるを連発してみました。」とからんでいます。あの座談会の評言に根をもっていたんですね。その評者が誰か知ったときのことは、上記リンクの「あなたもSF作家になれるわけではない」に

by ranastacia | 2023-12-18 16:07 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

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