人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヴェリーサ日乗

アラン・チューリング

hulu 契約しているが、1ヶ月全く見ない月もある。今日見ないと今月も。

アラン・チューリング_a0169550_16103356.jpeg
これを見たのは先月。史実に基づいた、しっかりした映画でした。エンドロールのテロップにエリザベス女王から表彰 ? されて没後の名誉回復がなされた旨出ました。第二次世界大戦中のU ボートによる海上輸送封鎖からイギリスを救った恩人です。天才の栄光と挫折 数学者列伝 (藤原正彦) の一章も「国家を救った数学者 アラン・チューリング」と題されています。プレッチリー・パークの暗号解読の内容は戦後長く国家機密とされました。

視聴したそのタイミングに、探していたわけでなく近所の古本屋さんのワゴンにこんな本を見つけました。本は増やさないことにしているが、これは例外。エニグマ暗号戦、広田厚司、2004年2月13日発行、光人社NF 文庫。

アラン・チューリング_a0169550_18002741.jpeg
エニグマ 謎の意 はナチスドイツが使った暗号文送受信器。チューリングはその解読のシステムを作った功労者。なお、チューリングのチームが作った、世界初のコンピューター コロサスがエニグマ暗号を解くのに使われたと書く人がいますが、それは違います。エニグマはポーランドで解読のため作られたボムバを改良したボム 綴りよりボンベとも で解いた。戦場携行用のエニグマと別に大使館間の暗号通信にはゲヘイムシュライバーというさらに複雑な暗合機器が使われた。これを解くためにコロサスを開発し成功した。

暗合関係の本は他にもいろいろ持っていますが、蔵書日記で紹介しました。暗合の天才、R ・W ・クラーク、新潮選書や長田順行さんの本など。機械式暗合のことは、いずれもっと理解したら載せましょう、しかし、このエニグマ、イラストや小さい写真では見たことがあったが、この本に載っていた詳細な写真や図面見て欲しくなりました。顕微鏡も金属ウイルス度高いが、これは格段。イギリスの軍事博物館に展示されているようです。大きさはミニタイプ位だから、ますます欲しくなった。国家機密の機器が手に入る訳はないか。

by ranastacia | 2023-11-30 16:59 | 蔵書
<< エニグマ 顕微鏡 3 >>



2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

by ranastacia
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31