タイムマシン28000年 ( レイ・カミングス作 )

脈絡がないが、最近読んだ本。少年少女世界SF 全集4、レイ・カミングス作、斎藤伯好訳、タイムマシン28000年、1981年6月第15刷、あかね書房。新井苑子さんの挿絵見たさにオークションで入札しようとして、図書館にあるかと検索したらあったので借りたもの。本は増やさないようにしているので。

内容については書くことなし、白痴プロットではないがご都合主義はあり。訳者の斎藤さんはSF 作家クラブの初期メンバーです。新井苑子さん、挿絵がモノクロで残念、色づかいが素敵でした。

それより訳者後書きに以前元SFファンの戯れ言と書いた 内容が書かれていました。いわく「タイムマシンの位置を決めるうえで、 (中略 ) 地球が一年間に一周のわりあいで、太陽のまわりを公転している (中略) 太陽自身も宇宙の中をものすごい速度で移動している (後略 ) 」。独自の指摘と思ったが、そんなことはなかった。また固体のあるところに出現しないよう、本作品でもヘリコプターをタイムマシンにしていますが、数は少ないとはいえ大気中には窒素、酸素分子が存在しています。と、きまじめに追究することでもなかった。