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ヴェリーサ日乗

本の雑誌血風録 ( 椎名誠 )

珍しく近所の本屋に入ったら、目黒孝二さんの追悼本が平積みされていました。雑誌で追悼号はあるが単行本とは。本の雑誌社から出ていたか確認しそこねた、椎名誠さんも書かれていました。

別の本を探していて、二段の奥にこの本がありました。買ったことも覚えていない。先に目黒さんの訃報を知って紹介した味噌蔵がそばにあったのに気がつかなかった。本の雑誌血風録 ( 椎名誠 )、1997年6月20日第2刷発行、朝日新聞社。6月1日が第1刷だから売れた本か。読み直しましたが、読んだことは覚えていない。本の雑誌発刊にまつわる話しは知っていました。

主要人物を、沢野ひとしさんの挿絵より書き写すと(登場順)。
目黒孝二 昭和21年10月に東京に生まれた
木村晋介 昭和20年1月24日に長崎市に生まれる
沢野ひとし 1944年12月に生まれた
椎名誠 1944年 東京都世田谷区三軒茶屋上馬に生まれる

年号、日にちの有無、場所の有無、有るときの詳しさが不統一で沢野さんらしい。目黒さんが一学年下。玉村豊雄さんと同い年とは。

昔読んだ木村、沢野、椎名三人のアパート暮しの話しは面白かった。「哀愁の街に霧が降るのだ」だったか。この本の中にこの四人の「発作的座談会 《本の雑誌創刊前夜》」があり、沢野さんに笑えます。単行本の「発作的座談会」も持っていますが、蔵書日記で紹介したので略。しかし本の雑誌社の単行本は持っているのに、肝心の本の雑誌は買っても読んでもいなかった。初期は置かれている書店が少なかった 目黒さんほか助っ人が手配送していた とはいえ、この本に初期から置いていたとある池袋の芳林堂にはよく行っていたというのに。

あらためて、目黒孝二さんのご冥福をお祈りいたします。

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by ranastacia | 2023-10-22 15:52 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

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