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ヴェリーサ日乗

墨東奇譚(永井荷風)

ぼく の字はさんずいが付きますが、IMEの手書きでも見つかりませんでした。墨東奇譚(永井荷風)、角川文庫、昭和35年6月20日11版発行。終わりに「作者贅言」があり、頭に「さんずい に墨 の字は林述斎が隅田川を言現すために濫りに作ったもの」と書いてあるので、造字のようです。

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本文が80ページ、「作者贅言」が20ページと1/4もあって、その良し悪しを昔誰かが書いていました。解説は石川淳、贅言について「贅言、本文と相応じて首尾一貫、そのかならずしも贅言にあらざる所以をおもはなくてはならない。」とありました。

by ranastacia | 2023-09-25 09:35 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。
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