日本史再発見 (板倉聖宣)
先に引用した本を、日本史再発見 理系の視点から (板倉聖宣) 、1998年6月30日 第7刷発行、朝日選書177。板倉聖宣さんが亡くなられてもう五年経っていました。この本は旧ブログ蔵書日記には書いていなかったと思います。
江戸時代を妙にいい時代だったと書く人がいて、それは違うように思っていました。確かに初期の島原の乱以外に戦争 ? はなかったのは幸せだったか。オーソン.ウエルズが映画で、スイスは戦争もなく平和で何を生み出したのか、鳩時計だけと言っていたような。江戸時代は何か生み出したんでしょうか。この本には車から、農具に、江戸時代の人口のことなど、眼からうろこの話がたくさん。 その中から和算について。これも持上げる話が多いが、例えば円周率をいくつとしていたか? 最初は3.16、すぐに3.14が正しいとわかっても、3.16がルート10になるから美しいと。子細は本書にあたってください。「江戸時代の和算は、前半に飛躍的に発展して関孝和のような人も生み出したが、江戸時代の後半には停滞した。」が結論の由。なお関孝和は円周率の値は残していないそうです。
by ranastacia
| 2023-04-25 19:23
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