マリンクロノメーター

ジョン.ハリソン (イギリス) の製作したマリンクロノメーター。当ミュージアムのページにも載っているのでくわしく書きませんが、海上で経度を確定する「実用かつ有効な」手段をみつけたものには莫大な賞金をあたえる経度法を1714年に制定。船上でも正確に動作する時計があれば出発地との時差から船の位置する経度が算出できると、ハリソンは1735年に第一号機を完成。ページを写してもしょうがないので以下は略。

本題はこの頃の日本のこと。つくづく江戸時代は不思議に思います。1720年に徳川吉宗は「新規製造物禁止令」を出します。その内容は翌年に令した文章が分かりやすい。「いま諸物たらざるものなければ、このうえ新しき製造あるべからず」つまり新しいものを工夫製造することまかりならぬ、というわけです。日本史再発見 (板倉聖宣) より。

マリンクロノメーターのできた年代から彼我の違いに思いいたりました。画像は当時のものではありません。経緯儀、精密化学天秤よりインテリア向き、欲しくなった。