ラフマニノフ 緡束 滑川
明け方のFMで1943年の今日3月28日作曲家、ピアノ演奏者 ラフマニノフが亡くなったと言っていました。1873年4月1日生まれで生誕150周年の由。ほぼ満70歳。
以前書いた緡束、ここでは銭緡と、百枚も通したそうです。重かったと思います。鉄銭になって紐が切れやすくなった。貨幣浮世絵博物館にて、撮影は許可もらって。 鎌倉時代は緡束がなかったから、北条時頼の家来 青砥左衛門藤綱は十一文を滑川に落としたのか。この話は元ネタは支那だからそんなことはない。太宰治の「新釋諸国噺」に収録されている「裸川」には火打袋に入れてと書いてあります。二両で人足を集めて川浚いして、悪い一人が自分の銭を偽って見つけたという。それに一両。家で子どもから私が二文もらったときいて、落としたのは十一文でなかったとわかり、悪い奴を召上げて丸裸で探させるから、裸川。オチは九十七日目に九文まで拾い集めた悪者が、先に見つけて渡した十一文は私のものだから返して下さいと。 他にも、京都で遊び暮らした仲間が江戸で金魚屋にボウフラ売りにきたところを見つけて、家を訪ねてあまりの貧しさに、持っているお金全部を皿に置いて出ると、仲間がそれを投げ返す「遊興戒」もあり楽しめます。これも支那ネタの気配あり。また、「人魚の海」も悲しい武士三人。いずれも元の話はは井原西鶴より。近代文庫121、お伽草子 新釋諸国噺、昭和二十八年十二月十五日発行。
by ranastacia
| 2023-03-28 16:24
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