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ヴェリーサ日乗

寺山修司さんの本 3

寺山修司さんの本が続きます。寺山修司と生きて(田中未知)、新書館。寺山修司未発表歌集 月蝕書簡 田中未知編、岩波書店。前者は寺山さんの秘書兼マネージャーとして16年間その仕事を支えていた田中さんが20数年を経て書いたもの。後者は生前田中未知さんが寺山さんから託されていた短歌を出版されたもの。九条映子さんと結婚された頃の はつ 母親 の様子、確か二人の新居の窓に夜中石をぶつけていたのだったか(テレビで再現映像を見たような)。著作権継承者は はつ だったのでしょう。蔵書の処分についても書かれています。図書館二作からして海外の珍書、奇書がたくさんあったと思います。

「寺山の最後の医師…について一度は書き残しておきたいとこの二十年来考えてきた。」が第5章の書き出しです。亡くなられた時の覚えはありませんが、1983年5月4日ですから、今年で40年。葬儀で中井英夫さんが弔辞を読まれたことは知っていました。それより、「知識人99人の死にかたかた」監修=荒俣宏、角川ソフィア文庫 でその医師が死後11年間の沈黙を破って話した内容が記されています。私がコメントするものはありませんが、寺山さんは没後のことも、望んだのではないでしょうが、劇にしたように思えます。

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by ranastacia | 2023-01-30 10:17 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

by ranastacia
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