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ヴェリーサ日乗

寺山修司さんの本 2

先に載せられなかった二冊。不思議図書館の表紙が蔵書日記のものと違う。これも二重買いか、と思い出した。子供が読みたいと言ったので渡したような。蔵書日記にとりあげたので書くことがありませんが、寺山さんが何度も書いている、かくれんぼの話し、隠れていて友達が探しにきたら年老いた姿で自分だけ子供のままだった、に加えて、「物」と「事」。<「本」は、物であるより、事であるべきだ、というのが私の読書哲学なのである。><本は、あらかじめ在るのでなく、読者の行為によって、<成らしめられる>無名の形態に他ならない>「幻想図書館」より、と不思議図書館の解説で柳瀬尚紀さんがひかれています。もっとやさしく書いてあるものは、「誰か故郷を想はざる」第一章 へっぺ に「だが、それは「物」であるにとどまっていて「事」ではなかった。」と。それが何かは次の行を読めばわかります。しかし、改版時に行われたようですが、「本書中には、今日の人権擁護の見地に照らして、不当・不適切と思われる語句や表現がありますが、作品発表時の時代背景を考え合わせ、著作権継承者の了解を得た上で、一部を編集者の責任において改めるにとどめました。」「誰か故郷を想はざる」。「復刊にあたり、人権尊重の立場から、不適切な表現を含むと思われる歌は、著作権継承者の了解を得て掲載を見合わせました。」 「寺山修司青春歌集」、というのも何だか。後者は全歌集のはずがそうならなかった。

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by ranastacia | 2023-01-29 09:07 | 蔵書
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2022年11月にプロフィール後段を閉じて、忘備ともろもろの独り言に。

by ranastacia
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