一週間(井上ひさし)
日乗というからには毎日エントリーが必要かと、蔵書日記の続きを。最近買った本から、ただし新刊ではありません。蔵書の忘備で、本の内容を紹介するものではありません。
一週間(井上ひさし)平成25年4月1日発行、新潮文庫。和田誠さんのイラストが隠れてしまいましたが、「遺作にして最高傑作!」と帯にあります。井上ひさしさんが亡くなられたのは、眼の手術前の診察に行った病院のモニターのニュースで見た覚えがあるので、12年前の4月でした。井上さんはたくさん書いていて全部読んだわけでないので、最高もむずかしい。長編で読んだなかの傑作は、吉里吉里人 連載時から読みました 、東京セブンローズ 文庫、単行本両方持っている でしょうか。レトリック感覚の著者 佐藤信夫さんの推薦図書(「言述のすがた」1986年7月10日発行より)は、 1.黄色い鼠 どうしてもこれが一番だ、由。読みました。 2.十一匹のネコ 併載の 道元の冒険もおもしろい、由。どちらも未読。 3.江戸の夕立 手鎖心中におまけのようについている、由。未読。 4.新東海道五十三次 読みました。 5.合牢者 所収の全作品。未読。 私と同様、「たいていは読んでいるが、彼の全作品を読んでいない」なかの推薦です。 一週間 は一週間かからずに読むことができました。それより読んでいて、井上さんの今までにない描写がありました。読み終えて、解説「小説家井上ひさし最後の傑作」 最高傑作とはいっていません (大江健三郎)を見ると、「意外な一節」として引用してありました。それがどこかは、文庫の解説をお読みください。
by ranastacia
| 2022-12-11 10:26
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